『姿勢の悪さが肩こりに与える影響と改善方法~整体でできるサポート~』

  • 2024.11.14
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現代のライフスタイルでは、パソコンやスマートフォンの使用により、長時間「同じ姿勢」を取ることが増え、「肩こり」を引き起こす大きな要因となっています。この「姿勢の悪さ」が肩こりにどのような影響を与え、どのように改善できるかについて、エビデンスを基に解説します。

 

1. 姿勢の悪さが肩こりを引き起こすメカニズム

不良姿勢は「肩こり」の主な原因の一つであり、「スマホ首」や「猫背」によって肩や首に負担がかかります。2021年の広島大学の研究によると、姿勢不良が肩の筋肉にかかる負荷を10~30%増加させることが確認されており、肩こりや慢性的な首の痛みの一因となることが示されています(Hiroshima University, 2021)。

 

猫背

背中が丸まり、肩こりの原因となる「肩甲挙筋」や「僧帽筋」に負担がかかります。

 

頭部前方位(スマホ首):

頭が体より前に出る「スマホ首」姿勢では、首の後ろの筋肉が引き伸ばされやすくなり、慢性的な肩こりや首の疲労につながります。この姿勢により、首の負荷が2倍以上に増加することも知られています(Hiroshima University, 2021)。

左右の歪み:

片方に重心が偏った「不良姿勢」や、片側ばかりで荷物を持つ習慣も肩こりの原因となります。

 

2. 姿勢改善で肩こりを軽減する方法

「肩こり」を予防・改善するためには、「姿勢改善」を日常生活に取り入れ、意識的に正しい姿勢を保つことが必要です。2019年の調査では、正しい姿勢を保つことで肩や首の筋肉の負担が20%以上減少することが確認されています(Stroke Lab, 2019)。

 

背筋を伸ばす:「猫背」にならないように、骨盤を立てて背筋を伸ばすことが肩こり予防に重要です。

 

肩をリラックスさせる:「肩甲骨」を軽く引き寄せることで、肩や首の緊張を和らげ、「肩こり」の原因となる筋肉への負担を軽減します。

 

正しい頭の位置を意識する:頭を後ろに引き、「スマホ首」にならないよう、耳の位置が肩の真上にくるよう意識すると、「首こり」や「肩こり」が軽減されます。

 

3. 整体でのサポート内容

当院では「姿勢改善」による「肩こり」へのアプローチに力を入れています。以下のような施術を通じて、根本から肩こり改善を目指します。

姿勢チェックとカウンセリング:「姿勢改善」に必要な癖や原因を詳しくチェックし、お客様の肩こりに応じた施術プランをご提案します。

筋肉の調整と緩和:肩こりの原因となっている筋肉をほぐし、血行を改善することで緊張を和らげます。「肩甲挙筋」や「僧帽筋」に働きかけ、筋肉の負担を軽減します。

ストレッチ指導:施術後には、肩こりを予防するための「姿勢改善ストレッチ」やエクササイズをアドバイスし、肩こりの再発防止をサポートします。

 

4. まとめ

 

肩こりは姿勢の悪さが原因で悪化することが多いため、日常生活での「姿勢改善」と整体院での定期的なメンテナンスが効果的です。当院では、個々の姿勢や肩こりの原因に合わせた施術を行い、肩こりの根本改善を目指しています。肩こりにお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

 

参考文献

 

Hiroshima University (2021). The impact of poor posture on muscle load in the shoulders. Hiroshima University News.

 

Stroke Lab (2019). Posture correction and its effect on neck and shoulder pain. Stroke Lab Research.

 

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